ダメ太郎スマイル、深海日記

クワインを読むんだ

振り向いてくれなくても、それでいいのだ

サラ・エルタンH2という美しいハーフベントを手にいれた。ほんとは、ラフトップのやつがよかったものの、残念ながら、持ち帰れなかった。けれども、柘のラフトップを持っているし、このサラエルタンが美しいので、不満はない。
しかし、不満があるとすれば、ハーフベントで活きるタバコが好みでないことだけだ。バージニア系は、薫るものの、甘味はない。着香も香るものの、甘味はない。(カロライナローズやクルーズラインですら。マクレーランドのプレミアムアロマシリーズは試してない)。もしやと思い、ラタキアを詰めてみたら、ジャックポット! (気分的には、かのヒューマノイド・タイフーンが刑務所から脱走した殺し屋一家の銃身野郎にぶちこんでるくらい)。
ラタキア系がはねるというこの特徴は、サラエルタンと柘のハーフベントに共通している。さらに、これらハーフベントに共通する構造は、ボウルがわりと素直に三角錘になっていることだ。もしかしたら、バージニア系が美味しくないのは、ボウルの形状のせいかもしれない。美味しいパイプ美味しくないものとの中間をとるために、素直ではないものの、ボウルが三角錘にちかいトーベンダンスクのプックだと、どうなるのか試してみよう。甘味が強いタバコだとゆるやかに甘さが伝わるし、タバコ臭さがおさえられ、ブレンドの香りが立つ。ということは、ボウルの形状として、底に近づくほど直径が小さくなるパイプほど、タバコの甘味などを減退させつつ、ブレンドの香りたてるのかもしれない。
なんにせよ、チャンバー径19mmで重量31gのご婦人はうつくしいし、それでいいのだ。ラタキアを試す機会にもなるし、これでいいのだ。