ダメ太郎スマイル、深海日記

クワインを読むんだ

修士をふりかえりたい……(未完)

修士の二年間をふりかえってみたいと思う。言える範囲で悪いことを書いて、さいごに、よかった点を書こうとおもう。

【悪い点】

・全体ゼミで発表しても、まともなコメントはひとつもかえってこない
:出身大学の教員は専門がかたよっているので、ぼくのはなしについてこない(というか、そうするつもりもないっぽい)。ましなほうでも、「ふたつのドグマ」はカント型の哲学に終止符をうったのだと仰られていたが、tdym本を読んだもののそれ以上は確実にする気もないししていないっぽい。つーか、クワインにとって、カントは、ふたつのドグマ以前に死んだことになっている。

・大学院生が少ない
:これはふたつの意味合いで、大学院生が少ない。出身大学の哲学専攻は、M1からD6まであわせて10人で(アクティブなひとはもうすこし少ない)、専門もかたよっていた。10人のなか、英語圏の哲学がメインなのは、ぼくを合わせてふたりで、それ以外は18世紀くらいの…… というかんじなので、勉強会はおろか、関心のあるテーマについてまともに立ち話もくそもない。

・なんか共有されるべき知識とか規範とかが一切明示されない
:教員からはこれくらいのことは知っていて当然とか、これくらいのスキルは持っていて当然という「お叱り」をめちゃめちゃうけるし、それができないお前に人権はないみたい接し方されるが、どこでなにを獲得すればよいのか提示されたことがまったくない(コプルストンを読めと言われて読んだ結果、お前らが読んでないのではみたいになった)
:一番あたまにきたのは、レジュメをホッチキスでとめる箇所にかんして叱責されたうえに、こういういい加減なことしかできないとか言われたこと。これについては、いつか覚えてろよと思った。(ぼくは左利きだしタバコ吸うからお前たちとはページをめくる指がちがうのだ)

・指導教員と思ってたよりもそりがあわなかった
:そもそも、専門が近く論文の指導をかなり丁寧にやるぞというあれだったが、入ってからはかなりしんどかった

【いい点】

・図書館に買ってほしい本頼むと断られない

・事務が日本語を話せて、なにか問題があると電話をかけてきて確認してくれる
:電話をかけてきてくれるのはマジでありがたい


【追記】
・この記事も、何度も書き直していくので、いまはこんなかんじにしておく。

・つぎのポイントについては会社のほうが一億倍マシだった。「なんか共有されるべき知識とか規範とかが一切明示されない」。というのも、これらが身に付いてることが給与に関係してるので、明示したうえで評価基準をだしているからなのだ! もちろん、その評価基準がブラックボックスであることはありえる

・教員・院生間での教員よりも、ふつうの会社の上司のほうがコンプライアンス意識たかいのではとおもうようになった。大学の窓口よりも、会社の窓口のほうが千倍くらいレスポンスがはやく手続きとかが明文化された通りにすすむ