ダメ太郎スマイル、深海日記

クワインを読むんだ

読みやすい哲学書の古典ってどれよ

某記事がアリストテレスの「論理学」(なるもの)とか、カントの「純粋理性批判」とかをオススメの古典としてあげていたけど、殺人衝動でもあるのか知らないけど、投げつけられたら死ぬような鈍器であるし、その記事でデカルトの「方法序説」を大著として逆張りしてる効果もないので、やめたほうがいいと思った。こうしたテーマについて自分であげるならなにをあげるのかも気になったのでメモ程度にあげていこう。
たぶん、プラトンの対話篇、しかも初期のおわりごろとか、中期のはじめをあげておくのは悪手ではないと思う。なんでかといえば、『プラトンを学ぶ人のために』の山口論文を読んでほしいけども、面白いし、教科書ほど飽きたりもしない。大切なことに、文庫版で数種類でてもいる。たとえば、「弁明」とか。
文庫があるかというフックも念頭におけば、デカルトの『方法序説』も悪くない。たしか、あれはパンフレットみたいなものだった記憶があるし、岩波現代文庫に手引きとなる本もある。
「序説」のように対話篇でなくても、いい本もあることからわかるように、対話篇ならなんでも言い訳じゃない。時代がくだるにつれ、山口論文で考察されているような理念はあまり見受けられなくて、じゃっかん説教臭い。たしかに、それぞれの哲学者はいりとしては見逃せないかもしれないが、デカルトの「自然の光による真理の探求」(だっけ?)のように未完でアクセスの悪いものもある。
それぞれの哲学者の入門として落とせないものだと、カントの場合、中公クラシックスに『プロレゴーメナ/人倫の形而上学の基礎づけ』などが解説もコミでいいかもしれない。
ぼくの専門にちかづくにつれ例をあげがたくなるが、「論考」だけはスキップしてもいいだろう。あれはよくわからん。古典として読むよりも入門書とか、手引き書を読めよというはなし。分析系は、そうじで教科書を読むのが吉。クワインも例外じゃない。もしかしたら、クリプキーはすすめてもいいかもしれないけど、アクセスがわるい。ただ、プラグマティズム関連だと、パースもジェイムズも岩波文庫に論文集が入ってるので、それはすすめてもいいかもしれない。デューイは訳が古くなるけど、文庫で著作が手にはいる。
たぶん、哲学専攻以外と専攻の下回生にすすめるものでわけて古典は考えた方がいいんだろうし、哲学専攻以外には、哲学史とかの教科書をすすめとくのが安全なのかなと思う。

【注記】
・哲学書は、ふつうのことばすらもかなりテクニカルタームになっているので、そもそも読みにくいというはなしは脇においておこう。